米国株の暗黒時代を知っていますか?

米国株考察

トライオートETF

先週、ナスダックの暴落とレバレッジ型ETFの怖さについての記事を書きましたが、思いのほか反響がありましたので、今週は米国株の暗黒時代について書いていきたいと思います。

最近、ブログやTwitterでよく目にするのが、「米国株は右肩上がりなので、その株価指数に連動するETFさえ買っていれば資産は増える」といった内容のものです。

投資の神様ウォーレン・バフェットもS&P500のETFを購入すれば良いという発言を頻繁にしています。

私自身もこれはある程度信じており、個別株を選ぶ能力も無いのでS&P500やナスダック100のETFを購入しています。

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右肩上がりの米国株

右肩上がりの米国株というのは、必ずしも間違いではありません。下記のチャートを見てください。

2009年以降のSPXとQQQのチャートですが、これを見ると確かに右肩上がりです。2020年のコロナショックも大したことがないように見えるかもしれません。

▼QQQとSPXの2009年以降のチャート▼

次のチャートをご覧ください。今度は過去30年ともっと長期のチャートになります。先ほどのチャートよりは下落局面が目立ちますが、右肩上がりに見えるかもしれません。実際30年で10倍以上になっていますし、その間のTOPIX(オレンジのライン)と比較すると、米国株の成長がよく分かります。

▼SPXとTOPIXの過去30年の長期チャート▼

米国株は常に右肩上がり?

では次に下のチャートを見てください。これもQQQとSPXのチャートなのですが、2000年から10年間のチャートを作為的に表示してみました。これを見て米国株は右肩上がりと言う人はいるでしょうか?

2000年代と言えば、ITバブル崩壊に始まり、リーマンショックもあり、この間株価は成長していないどころか、SPXで-26%、QQQに至っては-53%という悲惨な状況です。

最終的にナスダックがITバブルの高値を更新するのに15年もかかっています。

▼QQQとSPXの2000~2010年のチャート▼

ITバブル当時はまだ成長過程にあるIT産業の株を投資家はこぞって買っていました。そのため実態よりも過大評価されて、株価暴落に繋がりました。

このように見てみると、必ずしも米国株は右肩上がりを続けているわけではありません。10年単位の低迷期もあるのです。

最近もてはやされているQQQもたまたた直近の10年が非常に成長していただけなのかもしれません。

それでも米国株を買うのか?

このように暗黒時代も経験している米国株ですが、私は今後も買っていきます。

しかし、ずっと運用し続けるのでなければ、常に出口戦略は考えておかなければなりません。

老後のために運用し、資産が増えていざ現金化しようと思ったタイミングで暴落が起こり、資産が半分になるといった可能性も想定しておかなければなりません。

そのため、常に何が起きても対応できるように、分散投資は必須と思います。

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