この記事はMaseTも使っているトラリピを今から始めてみようと思う人にぜひ読んでもらいたいと思います。
何と言ってもトラリピで重要なのは”どの通貨をどのように設定するか”ということです。ここさえ間違わなければ、後はほとんどほったらかし運用が可能です。
どの通貨を選択するか?
トラリピに関わらず、とFXの自動売買でまず大切なことは、レンジ相場の通貨を選ぶこと!これを間違えると利益が得られないだけでなく、含み損を抱えていき最終的にはロスカットにあってしまうこともあります。
レンジ相場とは為替チャートが一定の変動幅で行ったり来たりする相場のことです。大半の為替相場はこのレンジ相場と言われています。

トラリピはこの行ったり来たりするなかで、何本ものトラップを仕掛けて細かく利益を積み重ねていくので、レンジ相場である間は含み損を抱えつつも利益を出し続けてくれます。
どの通貨がレンジ相場になっているのか?
では実際にどの通貨がトラリピに適したレンジ相場になっているのかなのですが、約10年程のチャートを見てみましょう。

カナダドル/円の約10年のチャートですが、黄色い線の間(74~100円)にほぼ収まっています。

次は豪ドル/円のチャートですが、こちらも黄色い線の間(60~100円)にほぼ収まっています。

対してこちらはトルコリラ/円の約10年のチャートです。こちらは右下がりに下落しているのがわかると思います。
今見てもらった3種類のチャートですが、トラリピでも人気のカナダドル/円、豪ドル/円はきれいにレンジ相場になっているのがわかると思います。
それに比較してトルコリラ/円はどんどん下がっていってます。ニュースにもなって騒がれた2018年のトルコリラの下落も今となっては下落局面の一部に過ぎないですね。
ここ10年に限って言えば、カナダドル/円・豪ドル/円で運用していたら大半の人は利益を積み重ねているでしょうし、トルコリラ/円で運用していたらロスカットになってしまうか、大きな含み損を抱えて損切りをしないといけないようになったと思います。
もちろん為替相場に絶対はありませんので、過去10年がレンジ相場になっていたからと言って、今後10年もレンジ相場とは限りません。ただ過去の実績から考えるとトラリピに適した通貨はカナダドル/円と豪ドル/円ではないかと思われます。
トラリピの使い方
では実際にトラリピの設定をして運用してみましょう。
①運用計画を立てる

まず、必ずアプリのメニューにあるトラリピ運用試算表を使って運用計画を立てましょう。


MaseTの運用を試算表に入れてみると、
通貨 | カナダドル・円 |
運用額 | 2,000,000円 |
レンジ | 75~85円 |
トラップ数 | 150本 |
一本当たりの通貨 | 0.1 |
ストップロス | 設定しない |
これで試算してみると、すべて成立時で15万通貨を平均79.992円で持つことになり、その際のレバレッジは9.59倍でロスカットは69.436円となります。
これはあくまでも、85円から一度も決済されることなく75円まで下落したとしての試算なので、最悪の場合の想定です。


②新規注文
シミュレーションが出来れば、いよいよ注文です。


運用試算表をもとに注文画面で入力していきます。
後は確認ボタンを押して注文を確定させたら完了です。
いかがでしょうか?レンジ相場になっている通貨を選んで、ロスカット水準を間違わなければ、非常に簡単だったと思います。後は日々決済されるのを見守るだけです。
為替相場は平日のほぼ24時間動いています。寝ている間も勝手にトラリピが売買して、相場を見なくても売買が成立すると通知メールが送られてきますので、朝起きてニンマリといったこともありますよ。
ロスカット水準の考え方
ロスカットをいくらにするかは、どこまで運用リスクを許容するかで変わってきます。
私の場合は、リーマンショック級の暴落に耐えられる運用を想定していますが、トラリピで運用している以外に現金があり、暴落の際にはすぐに入金して対応できるのであれば、もう少しロスカット水準を高く設定しておき、高い利回りを目指しても良いかと思います。
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