トライオートETF 有効な戦略
トライオートETFとは、インヴァスト証券の売買システムで世界のETFの自動売買が可能なサービスです。
自動売買ではリピート注文(自動連続注文)を採用していますので、毎日の値動きに対して、自動で新規注文、決済を繰り返してくれます。
しかし、このシステムは基本的に指数が上昇し続けることを前提に作られているため、暴落時には回復するまでは売買もされずただ含み損と金利負担があるだけになってしまいます。
これを解消するための戦略が、予め暴落を想定して下落に合わせて新たな注文を入れていくという方法です。
どの程度の暴落を想定するかによって必要な資金が変わってきますが、今回コロナショックの大暴落を想定してみましょう。(ナスダック100トリプル_ヘッジャーが$120→$35:約70%の暴落)
開始時のナスダック100トリプルのレートが150とします。
ヘッジャー①を運用開始→10%下落して135になるとヘッジャー①停止して新たにヘッジャー②を運用開始→20%下落して120になるとヘッジャー②を停止して新たにヘッジャー③を運用開始・・・
なお停止した時に保有しているポジションはそのまま放置していれば、相場が回復してきたときに勝手に決済されます。
この手順で想定の70%下落(45)まで進んだとして、下の表にあるように余裕資金は¥831,600必要となります。トライオートETFの必要証拠金は前日の終値によって日々変わりますが1セット約10,000円と想定して合計900,000円程の資金でコロナショック級の暴落に耐えられるということです。
ちなみに現実にはほぼあり得ませんが100%の下落(150ドルが0ドル)を想定してみると下の表のようになります。
70%の下落に比べて約2倍の余裕資金が必要となります。ただし、この想定で運用すれば、資金効率は悪くなりますが、ロスカットにあうことはなくなります。
後は各々のリスク許容度によって余裕資金を考えていけばよいでしょう。
1:ヘッジャー①を運用開始
2:10%下落したらヘッジャー①を停止し、ヘッジャー②を運用開始
3:20%下落したらヘッジャー②を停止し、ヘッジャー③を運用開始
4:以下10%下落ごとにこれを繰りかえす。
5:暴落から回復してくると停止していたヘッジャーのポジションは自動的に決済される。
この際に必要な資金は約900,000円
”リスクはあまり取りたくないけれど、もう少し少額の資金でトライオートETFは出来ないの?”という方へ
ナスダック100トリプル_ヘッジャー 1セットの中には18本の買いが入っているので、稼働させるのを半分の9本にすれば資金も半分で済みますよ。
参考までに下に100%~10%下落までを想定した余裕資金をまとめています。
トライオートETFの口座開設をしてみよう
それでは、トライオートETF(インヴァスト証券)の口座開設のやり方を説明していきます。
口座開設に必要なもの
口座開設に必要なものをまずは用意しておきます。
1.メールアドレス
2.入金するための自分の口座情報
3.本人確認書類
4.マイナンバー確認書類
口座開設の手順
まずは下のバナーからインヴァスト証券のページに飛びます。
ここから、必要事項を順番に記入していきます。記入が終わると本人確認書類とマイナンバー確認書類をアップロードするだけです。
審査に通ると数日でログイン情報が郵送されてくるので、マイページにログインして口座に入金すれば、すぐに取引が開始できます。
トライオートETFの使い方
では、実際に使ってみましょう。トライオートETFは過去の実績を見て選ぶだけで運用できる自動売買セレクトを利用します。売買のタイミングなども全てプログラミングされているので、難しいことは何も考えなくても運用できます。自動売買セレクトは非常に使いやすくなっています。
また、複数の銘柄を組み合わせてシミュレーションすることも可能です。
私は、ナスダック100トリプル_ヘッジャーで運用しています。
①自動売買セレクトから運用する銘柄を選ぶ
②運用実績や推奨証拠金を確認する
複数の銘柄を選ぶと、自動的に合成した成績なども確認できます。
③注文を確定するボタンを押す
いかがでしたでしょうか?とても簡単に運用が始められると思いませんか?
どうしてナスダック100指数が運用に適しているのか
私がどうしてこのトライオートETFでナスダック100指数を使っているのかを説明したいと思います。
ナスダック100とは?ナスダックとの違いは?
世界の株式市場を見回したときに、まず外せないのが世界一の経済大国であるアメリカです。
そのアメリカの株式市場ですが大きくはニューヨーク証券取引所とナスダックに分けることができ、ナスダックには約3,000銘柄が上場しています。
もともとは世界初のコンピューターシステムのみの電子市場として注目を集め、アメリカのベンチャー企業向けの株式市場でした。
しかし、アップルやアマゾンのように当初はベンチャー企業だったIT企業が巨大企業に成長し、ナスダックに残っていることも多いのです。実際今ではニューヨーク証券取引所と並ぶアメリカの代表的な株式市場となっていて、世界中の企業が上場しています。
そのナスダック市場に上場している全銘柄を元に算出した株価指数がナスダック総合指数です。
ナスダック100とは、ナスダック市場に上場している企業のうち代表的な100社のことで、ナスダック100指数とは、ナスダック上場銘柄のうち代表的な100銘柄で構成される株価指数のことです。
また100銘柄は固定ではなく、定期的に入れ替えが行われています。
つまり、世界中から上場している優秀な企業の中で、さらに選抜された超優秀な100社で構成さる株価指数なので、〇〇ショックなどの際には一時的には下がるけれども、長期的には上昇する仕組みの指数だと私は考えています。
実際に約15年のナスダックのチャートを見てもリーマンショックなどで一時的に下がっても結果的には大きく上昇しているのが分かると思います。
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